看護師の職場選びに欠かせないポイント

転職を検討中の看護師においては、まず、夜勤の必要な入院病棟や救急病棟を選択するかどうかが問題の一つになります。看護師の場合は、医師の場合と異なり、夜勤中仮眠が取れないこともあるので、昼夜逆転して生活のリズムが崩れるリスクがあります。そのため、夜勤が多いと女性看護師の場合は、生理不順をはじめとした体調不良を招く可能性があるため、自分の体力を考慮しながら職場選びをしなければなりません。特に、24時間体制の病院の場合は、3交代制だと、1回の勤務が8時間ほどですが、2交代制の場合は1回の夜勤が16時間になるため、体力に自身がない場合はかなり慎重に勤務先を探す必要があるでしょう。

ちなみに、看護師の職場は、6割以上が病院であるため、夜勤を避けることは難しいかもしれません。ただし、出産や育児の時期には夜勤が相当の負担になるため、夜勤を免じしてもらる病院もあります。したがって、育児で夜勤が難しい環境にいる看護師は、転職時にはその旨をきちんと相談しましょう。そうすれば、一定期間は夜勤をすることなく働くことができ、育児も仕事も両立しやすくなるはずです。

看護師という職業は、女性が多く活躍していることから、近年無理のない働き方ができるように、職場環境を整えつつある病院が増えてきました。時短勤務や夜勤の免除をはじめ、託児所の完備や産休、育休明けの復職支援も積極的に行われています。ですから、十分にリサーチをして転職活動を行えば、夜勤のある医療機関でも、自分らしい働き方も実現しやすくなると思います。